商標権は、業務で使用されるトレードマークやサービスマークを保護する権利です。
商標の対象には、文字や図形（ロゴマーク）などの一般的な商標に加え、立体的形状、動き、ホログラム、色彩のみ、音、位置といった特徴的な商標も含まれます。

商標権を取得すると、自身の登録商標と同一または類似する他人の商標に対して「使用をやめてください」と主張できる差止請求権が発生します。
一方で、自分のトレードマークやサービスマークについて商標権を取得していない場合、他人がその商標権を取得してしまうと、「表記を変更してください」と求められるリスクがあります。

注意すべき点は、「以前から使用していたから大丈夫」という主張が、必ずしも認められるとは限らないということです。
商品名・サービス名・会社名の変更は大きな手間とコストを伴うため、業務で使用する主要な名称については、リスク回避の観点からも商標権の取得を強くお勧めいたします。

商標権の取得を検討されている方は、下記をご参考ください。